「手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~」レビュー。働く意味を考えよう


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手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~

就活中に読んだ本のレビューを書こうと思います。

5月から6月の初めくらいまで、就活をやっていてもいまいち働く意欲が湧かず、やりたいことも見つからない…といったようなことで悩んでいました。

 

やる気を出すために就活に関する本を読んでいたのですが、その中の一つが喜多川泰さん著「手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~」です。

帯にも「主人公と一緒に『働くことの意味』を見つめ直す本」と書かれてあり、自分にぴったりだと思って読みました。

 

それではレビューを書いていこうと思います!

 

 

著者・喜多川泰さんについて

愛媛県出身で、東京学芸大学卒業後横浜で学習塾聡明舎を設立し、その一方で若者に向けた執筆活動をしています。

デビュー作は『賢者の書』というファンタジー風の自己啓発本です。

 

「手紙屋」が面白かったので喜多川泰さんの本を他にも読んでみたいと思いました!

 

あらすじ

主人公の諒太は横浜の大学に通う大学4年生。人通りの少ない道沿いにあるカフェ「書楽」の常連さんで、ある時「手紙屋」のチラシを見つけます。

手紙屋は、十通の手紙のやりとりをすることで相手の悩みを解決する助けをし、生計を立てています。

 

諒太はその時就職活動に出遅れていて、自分に向いている仕事が分からない、という悩みを抱えていたので手紙を出してみることにし、そこから手紙屋とのやりとりが始まっていきます。

 

ちょうど主人公と同じ悩みを抱えていたので、早く続きが読みたい!と思って読み進めました(笑)

 

心に残った手紙屋の言葉

読んでいて心に残った言葉の中で、自分ができていないな~と思うことを書いていこうと思います。

他人に称号を与える

偉人として将来成功する前から、”将来絶対成功する”という称号を与えられて育ったということなのです。

手紙屋は、偉人が成功したのは母親から「将来世の中の多くの人のためになる素晴らしい才能を持っている」という称号を与えられてきたというんです。

 

今の世の中は、その称号を与える人が少ないから偉人が少ない。人が欲しがる称号を与える人になれば、あなたは多くの人にとってかけがえのない人になる、と手紙屋は言います。

世の中の多くの人は、相手にとって嬉しくない称号を与える人が多いですよね。

 

仲の良い友人なんかに、良いところを誉めるようなことをしていないことに気づきました。

私も普段から、他人に嬉しい称号を与えることを意識していこうと思います。

 

荒波に負けない人とは?

日本のほとんどの企業では、入社してから数年間は周りより必死に働いても給料はほとんど同じです。もらえる額が同じなら、必死に働くのはばかばかしく思ってしまいますよね。

しかし、会社の経営が傾いた時などに頼りになる存在になるのは、いつも手を抜かずに働いていた人だと言います。

 

荒波に負ける人というのは、「会社の大きさ」「他人の頑張り」といった他力を当てにする人たちです。

大企業であれ、小さな企業であれ、大切なのは自分の人生は自分でつくっていく、という心構えです。

 

就活中は、大企業は安泰だ…という風に他力をあてにしている自分になっていました。

楽をしようと考えるのではなく、いつでも自分のベストで生きていたいと思いました。

 

 

目の前にあるものに全力を注ぐ

人間は目の前に壁があると、壁を乗り越えることだけに集中してしまいます。

例として書かれているのは、キャビンアテンダントになりたいから数学は捨て、英語だけ勉強する…という取捨選択をしてしまうということです。

 

目の前にあるものは、将来絶対に必要だからこそやってきた神様からの贈り物だと思って全力で取り組みましょう。

取捨選択しないこと、最短ルートを探そうとしないことが大切です。

 

最短ルートを探してしまいますよね…。

大学の勉強はしっかりやろう、と気合が入りました。

 

 

まとめ

本にはまだまだ勉強になったことがたくさんあります。

就活中に読んで、収入、休日、安定…といったような自分のことだけを考えた企業選びは違うんだなと思えるようになりましたし、もっと能動的に働く意欲を持とうと思いました。

 

就活で上手くいっていない人、出遅れた人、働きたくないって思っている人は是非読んでもらいたいです。